教えて
このページは仏事などの質問をお答えするコーナーです いろいろご質問等をお答えしていきます。
現在、お墓がありますが、自分の後お墓を管理していくものがおりません。どのようにしたら良いでしょうか
まずは、お手次(菩提寺)の住職に相談してみて下さい。無縁になって困るのはお墓の管理だけではありません。いざという時、葬儀はだれが喪主になっておこなうのか?家・マンション・貯金等の財産の相続はどうなるのか?このような問題も発生してきます。これらのことを含めて、お墓の管理のことが問題になります。
本当に誰もいない場合で、無縁になる時は、お寺・霊園・市町村の共同墓地に、合骨いたします。(本人に財産等がある時は、お寺の場合、永代経を付けるとよろしいでしょう!
葬儀に出席して、焼香の方法ですが、その葬儀の宗派に則ってするのでしょうか?それとも自分の宗派の焼香をしてもかなわないのでしょうか?(葬儀の宗派がわからないことがよくあります)
焼香という行為は、仏教の参拝の形です。自分の宗派の焼香をしてかまわないと思います。自分で、お香を持参して焼香することもあります。
納骨はいつごろすればよいのでしょうか?
納骨は、葬儀終了後に致します。仏教の葬儀は、満中陰(7・7日しじゅうくにち)を終えて迄です。一周忌まで位に納骨するのが一般的です。
初盆なのですが どのような準備をすればよいのでしょうか
初盆の考え方は、宗派によって色々異なります。これは、目蓮尊者の故事をどう解釈したかで変わります。浄土真宗では、特別な準備は、致しません。
(閼伽あか棚だな、施餓鬼せがき供養など致しません。基本的には、盆提灯もいりません。迎え盆、送り盆という言い方も致しません。)ただ、昔から伝わっている習慣で、
自分が考えてもおかしくないものは、無理に否定しなくても良いかもしれません。
法名について教えてください
法名は、亡くなった時に付ける名前だと思っている方がおられますが、決してそうではありません。浄土真宗では、仏法に帰依した時に頂く名前を法名と言います。仏弟子になったという事です。是非、生前に「帰き敬式きょうしき」を受けて法名を頂きましょう!他宗は、戒律があるので戒名と言いますが、浄土真宗は戒律がないので、戒名とは言いません。
あたまに「釈」の字を入れます。これは釈尊の仏弟子を表します。女性は「釈尼」とします。尼は、インドの昔の言葉で女性を表す音でした。ここから、女性の僧侶を「尼あまさん」というようになりました。男性「釈〇〇」女性「釈尼〇〇」とします。浄土真宗の住職の中には、「釈〇〇」「釈尼〇〇」と区別するのがよくないと言って「釈〇〇」に統一している方もおられます。
院号法名と言って、本山に届を出す法名もあります。男性「〇〇院釈〇〇」
女性「〇〇院釈尼〇〇」。詳しくは、お手次(菩提寺)の住職にご相談下さい。
成道会(じょうどうえ)とは?
お釈迦様の悟りの開かれた日
12月8日
お釈迦様は、シャカ族の王子として何不自由のない生活をしていましたが、真に人として生きる道を求めて出家しました。
六年の間、苦行されましたが、厳しくつらい修行をしたにもかかわらず、苦行によっては、悟りを得ることは出来ず、返って身も心も衰弱し、倒れこんでしまいました。
その時、村の娘スジャータの捧げる乳粥(ちちがゆ)を受け、これに力を得てブッダガヤの菩提樹の下に静座し、瞑想に入られ、12月8日の夜明け、遂に「悟れるもの」“仏陀”となられました。
このお釈迦様の悟りの開かれた日をご縁として、私たちもまた快楽や、
苦行に偏ることのない道、「中道」の生活を歩みたいものです
毎週日曜日に集会を行っております。